2013年08月07日

桃音ピク フィギュア化計画その4

ずいぶん間が開いてしまいましたが再開です(^^;
前回は厚み付け、穴埋め作業をやりましたが
ポーズ付けと穴あきのチェックをします。
ポーズ付けは六角大王上でやりました。
act3_130807-1.jpg
六角で骨入れ、ポージングは実に4年ぶりw
マニュアルを参照せず、なんとか手が覚えてました。

3Dプリンタで出力するにはSTLというファイル形式が一般的なようです。
また、ポリゴンの穴あきやエラーのチェックにはMiniMagicsというソフトを
使いますが、その読み込み形式もSTLなので
六角データをそれに変換する必要があります。
STL変換ソフトはいろいろありますが、今回MeshLabというソフトを
使用してみました。

「データ変換の流れ」
六角大王でobj形式で出力→MeshLabでSTL形式で出力→MiniMagicsでエラーチェック

MeshLabはこちらでダウンロードできます。→MeshLab
ダウンロード手順は以下の通り
act3_130807-2.jpg
act3_130807-3.jpg
OSが64bitの場合は一つ上
クリックするとサブウインドのファイルを保存を押します
act3_130807-4.jpg
保存したやつをダブルクリックでインストールします。

MiniMagicsはこちらでダウンロードできます→STLフリービューワ
MiniMagics(ミニマジックス)


act3_130807-5.jpg

いずれもフリーソフトです。
MiniMagicsはインストール後30日過ぎると登録が必要になりますが
お金はかかりません。

六角データを面を滑らかにするため曲面化しobjファイルで書き出します。
このときファイル名を英文にしないと
MeshLabではテクスチャーが読み込めなくて反映されないので注意。
act3_130807-7.jpg

MeshLabを立ち上げobjファイルをドラッグ・アンド・ドロップすると
ファイルが読み込まれ桃音ピクが表示されます。
act3_130807-8.jpg
STLで書き出すにはFileメニューのExport Mesh As...をクリック、
サブメニューのFile of typeからstlを選択します。
act3_130807-8-2.jpg

act3_130807-8-3.jpg

STLを書き出したら今度はMiniMagicsを立ち上げ、
ファイルをドラッグ・アンド・ドロップします。
するとすぐに面が閉じてないなどのエラー箇所が黄色の線で表示されます。
act3_130807-9.jpg

これを見ると腕やツインテールの終端が閉じてないことがすぐわかります。
実はあえて閉じずにobj書き出ししました。
面を閉じてないオブジェクト同士でも重なってれば一見
閉じたモデルに見えますが、やはりそれぞれ面を閉じて
ソリッドモデルにしないとエラーになるようです。
またフリル部分が細かい所でエラー箇所になってますが
これは三面稜線で中に面が貼られていた箇所でした。
act3_130807-10.jpg

表示オプションメニューから《スクリーンショットをクリップボードにコピー》を
選択し、画像ソフトで保存します。
その画像を参考に、閉じてない面を閉じ三面稜線の面を削除して
再度エラーがないか確認してobjファイルでそうた監督さんに渡しました。

そうた監督さんがアイジェットさんにそれを渡して一週間ほどしたら
テェック画像の返信が来ました。

act3_130807-11.jpg
act3_130807-12.jpg
act3_130807-13.jpg

『エラーがほとんどなく綺麗なデータですが厚み0.8mm以下の箇所があるため
取り出し時に破損してしまう可能性があります』……とのことでした。

曲面化したことで想定以上にヒケ細り、厚みが不足したようです。
つぎはこれらの修正作業になります。
posted by キオ at 08:36| Comment(3) | TrackBack(0) | 六角大王

2013年08月03日

あみたん娘登場

富山県高岡市のPRキャラクターのあみたん娘を作成させていただきました
チェック01.mp4_000044533.jpg
チェック01.mp4_000188966.jpg

データはこちら→あみたん娘

あみたん娘について詳しくはこちら TR@Pあみたん娘
カノンの声優さんは山本希望さん(今期のげんしけんの荻上など)
セシルの声優さんはエリザベス・マリーさん(ボカレボのMCなど)です
MMDデータともどもよろしくお願いします!

追記〜
MCモーションと演出はご存知cortさんです。

あみたん娘のキャラクターステージが行われましたっ


帯の物理演算ではお手数おかけしました(^^;
posted by キオ at 20:42| Comment(10) | TrackBack(0) | MikuMikuDance

ようやく夏休み?

ご無沙汰してました。ようやく一刻を争うスケジュールから開放されました。
8月も仕事入ってますがとりあえず一服できそう。
スパムコメントがたまりにたまってましたね〜
掃除しときました。
posted by キオ at 20:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2013年06月13日

桃音ピク フィギュア化計画その3

【フリルの実体化】

服のフリルはポリ板にアルファ抜きしたpng画像を貼り付けてますが
3Dプリンタだとこれは再現されません。
なのでフリルを一つ一つモデリングします、これが一番大変な作業でした。
act3_130612-1.jpg
act3_130612-2.jpg

フリル板を削除し、厚みを付け面を閉じます。
act3_130612-3.jpg

縁の面を一つおきに選択し、押し出します。
act3_130612-4.jpg

残りの面も選択して押し出し〜
act3_130612-5.jpg
act3_130612-6.jpg

これを元に形を整えていきます。
act3_130612-8.jpg

曲面化するとこんな感じ。
フリルにしては厚みがあり大味になってます。
act3_130612-9.jpg
出力依頼する3Dプリンターは石膏粉を固めるタイプのもので
色彩も再現されますが結構もろくて一ミリ以下の厚さだと
壊れやすい弱点を持っています。
出力サイズは15センチ〜20センチの予定なので
モデリングソフトの実寸スケール(桃音ピクの身長は158センチ)
で1センチ以上の厚みをフリルにもたせる必要があるので、このような大味にしてます。

服の他のフリルも同様に厚みをもたせて実ポリゴンで作成。
act3_130612-10.jpg

スカートの裏地はスカート部分を縮小コピペ、&法線反転で作成。
act3_130612-11.jpg

服と厚みを作ってつなげます。
act3_130612-12.jpg

袖のフリルと同様に厚みの部分を押し出してフリルを作成。
act3_130612-13.jpg

ウォレットチェーンもこのままだと薄すぎ、細かすぎで確実に壊れますので
パーツを作り直し、ぶ厚くしました。
隣のグレーの立方体は1センチ角で作った厚みの目安です。
act3_130612-14.jpg
act3_130612-15.jpg

ヘッドセットのマイク部分は省略するか迷いましたが太くして付け直しました。
act3_130612-16.jpg

シューズ部分も隙間をなくし、これで3Dプリンター出力の
第一条件である厚み付け、穴埋め作業終了。
posted by キオ at 03:47| Comment(4) | TrackBack(0) | 六角大王

2013年06月12日

桃音ピク フィギュア化計画その2

さて続きです
MMDモデルだと目とハイライトの光を別オブジェクトに
してる場合が多いと思われますが
act3_130611-1.jpg

3Dプリント出力には不向きですので
眼球にテクスチャーとして貼り付けます
私のモデルでは眼球と瞳部分でテクスチャーを別にしてますので
ハイライトの光と一緒に統合します。
act3_130611-2.jpg
         ↓
act3_130611-3.jpg

んで、ハイライトのオブジェクトを削除し、それを眼球に貼り付け
act3_130611-4.jpg
元と微妙に違うけど気にしないw

ボディは胴体部分を作ってありますが
服に隠れる部分は削除します
act3_130611-5.jpg
         ↓
act3_130611-6.jpg

これを服とスカートにつなげて一体化しますが
その前に服に厚みをつけます。
act3_130611-7.jpg

一番ややこしいのは襟の部分の厚み付けでした。
act3_130611-8.jpg

折り返してるものに簡単に厚みを付ける方法が思いつかず
力技でチマチマとポリゴン編集〜
act3_130611-9.jpg

首のパーツとつなげます
act3_130611-10.jpg

今回はここまで
posted by キオ at 01:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 六角大王

2013年06月10日

桃音ピク フィギュア化計画その1

そうた監督さんから桃音ピクを3Dプリンターでフィギュア化したいとの
ご要望があって、そのお手伝いをすることになりました〜

ポーズはgdgd妖精s(ぐだぐだフェアリーーズ)BD第一巻の表紙に決定


表紙画はMMDモデルで作られてますが
MMDモデルをそのまま3Dプリンターで出力は出来ないので
その調整をやります。
PMDデータを3Dプリンターで出力する方法は
そむにうむさんが氏のブログでまとめてますので
それを参考にさせていただきました。

「MMDアバンドール」速報-3DCGコンテンツと暮らすMakersな日々

そむにうむさんはMetasequoiaを使用されてますが
私の場合は使い慣れたモデリングソフトの六角大王を使用します。
act3_130610-1.jpg

3Dプリンターで出力するにはオブジェクトに隙間や穴が
空いてたり、厚みがないとエラーが出て使えませんので、
しばらくはそれを解消する作業になります。
act3_130610-2.jpg

まずはヘッドセットのハートの飾り
これは厚みの無い状態なので
ポリゴンを閉じて立体にします。
act3_130610-3.jpg

閉じてない側のエッジを選択し押し出します。
act3_130610-4.jpg

押し出したエッジを選択したままにして加工メニューの
省略で「その他」を選び99を入力します。
act3_130610-5.jpg

するとエッジが省略されて単一ポイントになり平面が閉じて立体になります。
単一にならない場合ははさみツールを使って単一にします。
act3_130610-6.jpg

後はこの要領で閉じてない髪の毛や顔を
隙間のない立体にしていきます。
act3_130610-7.jpg
act3_130610-9.jpg
act3_130610-10.jpg
act3_130610-12.jpg
act3_130610-13.jpg
首の方は後で胴体とつなげます。
今日はここまで。

追記〜
オブジェクト同士をめり込ませれば隙間はなくなるので、
わざわざ面を閉じなくてもいいかもと後で気づきましたが
とりあえず面閉じ方法で進めます。

先生何やってんすかw




posted by キオ at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 六角大王

2013年05月27日

最近買った本

MMDモデル制作講座
みたいのを準備してますが
定番のメタセコ本以外にも
参考になりそうな本を物色、
いくつかAmazonでポチったり
本屋で購入しました。
まずはこれ
キャラクターモデリング造形力矯正バイブル
-へたくそスパイラルからの脱出! !
act3_130527-1.jpg

Maya本ですが帯の刺激的な謳い文句に
煽られて購入w
これから読んでみます
しっかし、CG参考書はお高いですね〜
3DCG初心者が参考書に出せる金額は
1500円くらいまでじゃないでしょうか
根拠はありませんが…

安かったのはこちら
act3_130527-2.jpg
今月発売のCGWORLD2013年 06月号

書店で購入
キャラモデリングの手順を簡潔にまとめてます

私はWindows100%付録のモデルでは時々
イラストのポーズを再現して
ポーズデータもおまけでつけてますが
自分で考えたポーズも追加してます
なんとなくS字ポーズにひねって適当に
作ってたんで
今回ちゃんとポーズの基礎理論を勉強しようと思い購入
act3_130527-3.jpg
act3_130527-4.jpg


それとモデルに貼り付けるテクスチャー素材も
いくつか購入〜
act3_130527-5.jpg


act3_130527-6.jpg


素材集はいままでにもメカの素など結構購入していて
数万円分買ったかも


そのうち実際にはほんのわずかしか使ってませんが
安易にネットで画像を拾って使うと
著作権違反に問われたり危険なことがあるので
安心代といったところですね〜
ただ動画や静止画ならいいのですが
モデルを配布する場合、テクスチャーも同梱されますので
再配布を許可してないテクスチャーは使えません、
ここは是非注意しておきましょう

ついでに写真に写ってる本の下のペンタブはこちらを使ってます

モニターを増設してデュアルにしてますので
入力領域の広いペンタブが必要でした
定番のWACOMは3万円くらいしますが

プリンストンのはたったの6千円!
肝心の使い勝手ですが
それまで使っていたWACOMのFAVOより良かったりします
ペンが充電式で使わない時は
タブレットの左端に置いておかなければならないので
最初どうかな〜と思ってたんですが
いざ使ってみると磁石でスチャっと留まるし
充電時間も数秒かからない
なによりペンの置き場が決まってるので
WACOMの時みたいにペンをどこに置いたか忘れて
探しまわるようなことがなくなりましたw

ただ通電を示すLEDランプが
ずっと点滅しっぱなしなのは煩わしいですね〜
なのでそこはテープを貼ってます
またサイドボタンがWACOMに比べて固いです
慣れるのに二、三週間かかりました
それさえ我慢出来ればコスパ最高で
お薦めです!
posted by キオ at 10:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2013年05月25日

MMDデータ収録漏れ

製造上の手違いにより
gdgd妖精s二期第三巻に収録されるはずだった
特典のMMDデータ集が入ってませんでした、
お詫び申し上げます。

で、公式HPでダウンロード出来るようになりました。

「MMD素材 その2」


第三巻購入者でなくても誰でもダウンロード出来ますので
この機会に是非どうぞ
購入者特典は新たにモデルを用意いたしますので
しばらくお待ち下さいませ。


posted by キオ at 07:17| Comment(3) | TrackBack(0) | MikuMikuDance

2013年05月23日

gdgd妖精s、学生Ver配布!

gdgd妖精s二期三巻のBD発売記念で
三妖精の学生Verを配布です!
act3_130522-1.jpg

最終話で詐欺w三期のOPに使用されました
データはこちら↓

三妖精学生Ver

それとこちらにそうた監督さんのインタビュー記事があります。

全く演じずにびっくりドッキリ「gdgd妖精s」2期 菅原そうた監督に聞く

さらにネットデビュー ハンドブックという本にも
監督のインタビュー記事と簡単なMMD操作記事があります


以上を読めば二期をより楽しめますね♪

posted by キオ at 12:00| Comment(2) | TrackBack(0) | MikuMikuDance

2013年05月21日

ロンパルーム!の みどりさん

ロンパルーム!の みどりさんの
MMDモデルを作成させていただきました。
act3_130521-2.jpg
act3_130521.jpg

ロンパルーム!はYahoo!ニュース BUSINESS
動画配信されていて、
経済を題材とした論戦番組です。
みどりさんはそこでのヴァーチャルMCを務めてます。
ロンパルーム!第一弾アベノミクス編
 ロンパルーム!第二弾これから何が儲かるのか!?【個人篇】
なかなかおもしろい番組なのでぜひご覧ください。
昔似たような名前の子供番組があったような(^^;
posted by キオ at 23:44| Comment(5) | TrackBack(0) | MikuMikuDance