MikuMikuDanceで扱えるPMD形式に変換する方法を説明いたします。
PMDモデルを作成する方法として、先日刊行されました
3DCG日和.Vol2で解説されてるようにメタセコから変換する方法が
一般的になりつつあります。
メタセコにはUVマップ作成やボーン作成に強力なプラグインがありますので
六角で作成したモデルをメタセコに持っていって
PMD化する方が賢明かもしれません、
ですが今回は私がいつもやっている、メタセコを介せず
六角からXファイル書き出しで
直接PMDEditorでPMD化する方法を説明していきます。
この方法の利点としては、
1.お金がかからない
2.メタセコの操作やプラグインの操作を覚える必要がない
1.についてはメタセコのプラグインを利用するにはシェアウェア登録をする必要があります。それをしなくていいからです。
(厳密に言えば登録しなくても出来なくはないですが・・・)
2.についてはメタセコを使わないので操作の必要はありません
ソフト間のデータのやりとりが少なくてすみます。
不利な点はUVマップ作成をする場合には六角でやらなければならないのと
ボーン入れ、スキニング(ボーンに対して頂点の影響範囲設定)を
PMDEditorでやる必要があります、これが結構面倒な作業です。
ただメタセコからの変換でもPMDEditorによるボーンや
スキニングの修正は必要になりますので一から覚えたい人は
この手順メモが参考になれば幸いです。
尚この説明でPMDに変換するモデルとして松井めし画術の松井さんに
ご協力いただいき、先日公開されたモデルを使用いたします。
モデルはこちらでダウンロードできます。
右側のフルボーンモデルを使用します。

なぜ私のモデルじゃないかというと、
今作成しているモデルはすでに
PMD化前提で作成しちゃってるので、
これから自作のモデルをPMD化しようとしてる
六角ユーザーには説明不足になってしまいます。
そうでない古いモデルだと逆に説明が多すぎると感じたからです。
その点松井氏のモデルはちょうどいい具合でしかも出来が素晴らしい!
実はこの夏コミケで上京した時、松井さんのサークルの打ち上げに
参加してこの件をお願いしたしました。
そしたらちょうどロクスタのモデルを一般公開されるつもりだったようで
快諾していただきました、どうもありがとうございます。
もちろん自作のモデルがある方はそちらを使っても構いません。
今回説明するのはMMDの標準モデルを利用する方法なので
位置、大きさ、ポーズをそれに合せて調整する必要があります。
MMDの標準モデルを六角に持っていく方法は
メタセコのプラグインを使う方法が手っ取り早いですが
今回の趣旨に反しますので、
こちらで基準となるモデルを用意いたしました、
これをダウンロードしてください。

基準モデル(咲音メイコ)
1.六角を立ち上げてPMD予定モデルを開きます。

ポーズをとってますので骨組み角度を元に戻すボタンで
戻すと通常のポーズと違い手を水平よりやや上に上げてますね、
松井氏独特のポーズです。

別レイヤーに基準モデルを読み込みます。

PMD予定モデルの位置を基準モデルにあわせますが
大きさやプロポーションが違いますので
だいたいでいいです。
基準モデルのペンギンポーズにあわせてポーズを変えていきます。

指もまっすぐ伸ばします。
お手本にするだけですので
位置、形状を全く同じにする必要はないです。




足も爪先立ってますので基準モデルに合せて地面につけます。

ポーズの改変が済んだら
基準のモデルを削除します。

今回の準備はこれで終了です。
次回は顔のモーフィングをMMD標準に合わせる作業をします。
わたしも 松井さんのこの子に触手をのばそうとおもってたとこでした・・・www
基本姿勢を六角で行ってたんですね・・・
左右の対称は、自力で行ってるデスか?
触手www
左右対称性の確保は上記の方法だと厳密には出来ませんので次回の説明でその方法を説明することにします、ま、縦に分割して対称モードにするだけなんですけどねw
ご指摘どうも〜