2013年06月13日

桃音ピク フィギュア化計画その3

【フリルの実体化】

服のフリルはポリ板にアルファ抜きしたpng画像を貼り付けてますが
3Dプリンタだとこれは再現されません。
なのでフリルを一つ一つモデリングします、これが一番大変な作業でした。
act3_130612-1.jpg
act3_130612-2.jpg

フリル板を削除し、厚みを付け面を閉じます。
act3_130612-3.jpg

縁の面を一つおきに選択し、押し出します。
act3_130612-4.jpg

残りの面も選択して押し出し〜
act3_130612-5.jpg
act3_130612-6.jpg

これを元に形を整えていきます。
act3_130612-8.jpg

曲面化するとこんな感じ。
フリルにしては厚みがあり大味になってます。
act3_130612-9.jpg
出力依頼する3Dプリンターは石膏粉を固めるタイプのもので
色彩も再現されますが結構もろくて一ミリ以下の厚さだと
壊れやすい弱点を持っています。
出力サイズは15センチ〜20センチの予定なので
モデリングソフトの実寸スケール(桃音ピクの身長は158センチ)
で1センチ以上の厚みをフリルにもたせる必要があるので、このような大味にしてます。

服の他のフリルも同様に厚みをもたせて実ポリゴンで作成。
act3_130612-10.jpg

スカートの裏地はスカート部分を縮小コピペ、&法線反転で作成。
act3_130612-11.jpg

服と厚みを作ってつなげます。
act3_130612-12.jpg

袖のフリルと同様に厚みの部分を押し出してフリルを作成。
act3_130612-13.jpg

ウォレットチェーンもこのままだと薄すぎ、細かすぎで確実に壊れますので
パーツを作り直し、ぶ厚くしました。
隣のグレーの立方体は1センチ角で作った厚みの目安です。
act3_130612-14.jpg
act3_130612-15.jpg

ヘッドセットのマイク部分は省略するか迷いましたが太くして付け直しました。
act3_130612-16.jpg

シューズ部分も隙間をなくし、これで3Dプリンター出力の
第一条件である厚み付け、穴埋め作業終了。
posted by キオ at 03:47| Comment(4) | TrackBack(0) | 六角大王

2013年06月12日

桃音ピク フィギュア化計画その2

さて続きです
MMDモデルだと目とハイライトの光を別オブジェクトに
してる場合が多いと思われますが
act3_130611-1.jpg

3Dプリント出力には不向きですので
眼球にテクスチャーとして貼り付けます
私のモデルでは眼球と瞳部分でテクスチャーを別にしてますので
ハイライトの光と一緒に統合します。
act3_130611-2.jpg
         ↓
act3_130611-3.jpg

んで、ハイライトのオブジェクトを削除し、それを眼球に貼り付け
act3_130611-4.jpg
元と微妙に違うけど気にしないw

ボディは胴体部分を作ってありますが
服に隠れる部分は削除します
act3_130611-5.jpg
         ↓
act3_130611-6.jpg

これを服とスカートにつなげて一体化しますが
その前に服に厚みをつけます。
act3_130611-7.jpg

一番ややこしいのは襟の部分の厚み付けでした。
act3_130611-8.jpg

折り返してるものに簡単に厚みを付ける方法が思いつかず
力技でチマチマとポリゴン編集〜
act3_130611-9.jpg

首のパーツとつなげます
act3_130611-10.jpg

今回はここまで
posted by キオ at 01:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 六角大王

2013年06月10日

桃音ピク フィギュア化計画その1

そうた監督さんから桃音ピクを3Dプリンターでフィギュア化したいとの
ご要望があって、そのお手伝いをすることになりました〜

ポーズはgdgd妖精s(ぐだぐだフェアリーーズ)BD第一巻の表紙に決定


表紙画はMMDモデルで作られてますが
MMDモデルをそのまま3Dプリンターで出力は出来ないので
その調整をやります。
PMDデータを3Dプリンターで出力する方法は
そむにうむさんが氏のブログでまとめてますので
それを参考にさせていただきました。

「MMDアバンドール」速報-3DCGコンテンツと暮らすMakersな日々

そむにうむさんはMetasequoiaを使用されてますが
私の場合は使い慣れたモデリングソフトの六角大王を使用します。
act3_130610-1.jpg

3Dプリンターで出力するにはオブジェクトに隙間や穴が
空いてたり、厚みがないとエラーが出て使えませんので、
しばらくはそれを解消する作業になります。
act3_130610-2.jpg

まずはヘッドセットのハートの飾り
これは厚みの無い状態なので
ポリゴンを閉じて立体にします。
act3_130610-3.jpg

閉じてない側のエッジを選択し押し出します。
act3_130610-4.jpg

押し出したエッジを選択したままにして加工メニューの
省略で「その他」を選び99を入力します。
act3_130610-5.jpg

するとエッジが省略されて単一ポイントになり平面が閉じて立体になります。
単一にならない場合ははさみツールを使って単一にします。
act3_130610-6.jpg

後はこの要領で閉じてない髪の毛や顔を
隙間のない立体にしていきます。
act3_130610-7.jpg
act3_130610-9.jpg
act3_130610-10.jpg
act3_130610-12.jpg
act3_130610-13.jpg
首の方は後で胴体とつなげます。
今日はここまで。

追記〜
オブジェクト同士をめり込ませれば隙間はなくなるので、
わざわざ面を閉じなくてもいいかもと後で気づきましたが
とりあえず面閉じ方法で進めます。

先生何やってんすかw




posted by キオ at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 六角大王